お金に関する知識を深める(書評「お金持ちになれる。黄金の羽根の拾い方」著者 橘 玲)

お金の勉強

こんにちは。

今日は最近読んだ「黄金の羽根の拾い方」という本の感想を書きたいと思います。
本のざっくりした内容は、日本におけるお金に関するもの、

  • 金融資産、不動産、保険に関して。
  • サラリーマン、自営業者の税負担の仕組み。その仕組みを理解して、どう節税につなげていくか。
  • 金融機関から低金利で融資を受ける方法。

など、多岐に渡っていました。

また、この本の題名にもなっている「黄金の羽根」をは何かというと、

制度の歪みから構造的に発生する”幸運”。手に入れた者に大きな利益をもたらすもの

です。本の中では、節税の方法だったり、安い金利で融資を受ける方法などが「黄金の羽根」として解説されています。

この本を読んで一番感じた事は、サラリーマンである自分の税に関する知識の無さ。。

知識がないが故に、毎月かなりの額を取られているにもかかわらず給料明細をスルーで何とも思っていませんでした。

これは、私が怠慢な事が一番いけないのですが、スルーしてしまっていたのにもそれなりの原因があったという事がわかりました。

サラリーマン(私)が給与明細をスルーしがちな原因。

原因①:複雑。

やはり、複雑です。所得税、住民税に加え社会保険料は健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険、介護保険等内訳が分かれており、それぞれ給与の何%負担、その中の幾つかは会社が半額負担というものもあります。

原因②:会社が徴税業務を代行。自分でやらない。

会社員が多い日本では、税務署の代わりに徴税業務を会社が代行してくれています。自営業の方は確定申告を自分で行うのですが、サラリーマンは会社に年末調整を提出する程度ですので、知識がなくても何とかなるのも原因だと思います。

原因③:知っても、定額徴収される。

納税の仕組みがある意味しっかりしているので、税金の知識を知ってもなす術なく徴収されてしまうものがほとんどです。節税をしても、自営業、法人と比べると微々たるものです。

一方、自営業者、法人は? サラリーマンとの違い。

違い①:自分で確定申告。

サラリーマンが、勤務先で申告業務を代行してもらっているのに対し、自営業者は自分で税務署に行って確定申告を行います。ここで申告漏れがないようにするので必然的に税金に対する意識は高くなりますよね。

違い②:会社の経費を使って、自分で調整。

恥ずかしながら今回勉強するまで知らなかったのですが、ざっくり

会社員の課税所得(税金のかかってくる所得)は会社から決められるがままなのに対し、自営業者、法人は売上から業務に関する経費を差し引いたものが課税所得となります。

なので、会社員とは違い自分の努力で節税する事ができます。

違い③:その他、節税の方法がいろいろある。

詳細は、今読み返して勉強中ですが、様々な節税方法が紹介されています。

一番搾取されているのはサラリーマン

以上、サラリーマンは源泉徴収によってしっかりと徴税されており、徴収漏れが起こらない事から、国の年金関係の赤字の補填も担っているようです。この本を読んで、一番国に貢献している(損をしている)のはサラリーマンだと感じました。

今後、経済的自由を達成する為には。

一番、搾取されているのはサラリーマンだと感じましたが、しっかりと徴税されている分、社会保険は自営業者に比べ手厚くなっている事もわかりました。

しかし、今後経済的自由を達成するためには、何も考えずにただただ徴収システムに乗っかっているという姿勢では厳しいなと感じています。私の目標の「個人の法人設立」に備えて、今後自分はどうして行きたいのか、どういったシステムで国に税金をいくら税金を払う事になるのかを能動的に考えて、戦略を立てる姿勢が必要だなと感じています。

他にも、法人が低金利で融資を受ける方法も。

正直これまで住宅ローンしか身近に感じませんでしたし、幸いにも消費者金融についても身近に感じる事はありませんでした。
金利の高い消費者金融で借りていたら、利子でどんどん取られていつまで経っても豊かにはなれないと感じています。副業が軌道に乗った時に、法人を設立する際には参考にしたいと思います。

1回では、理解できておりません。。2回目突入。

ただ、僕には1回では理解できなかった箇所が多々あるので2回目に突入してます。少し時間をおいて3回目も必要だなと感じています。

最後に、素人ながらモヤモヤっと
節税を履き違えて、お金を守る事に執着しすぎて脱税になってしまう事は絶対にないように意識しないといけない。

と感じています。ここは著者もおっしゃていました。あくまで、法律で決められた制度を利用しての節約が考えです。しかし、グレーゾーンがかなり広いみたいです。ここは細心の注意が必要ですね。

非常に奥が深いと感じました。
これからも勉強を続けて行きます。

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